第3回モエレ沼TT

(8/6に追記、完成)

2分4秒36(164%FTP、108rpm、43.14km/h)

結果、三度目の正直とはならずS-3クラス2位でした。
すっかりシルバーコレクターと化しています(笑)が、応援してくださったチームの皆様、本当にありがとうございました。
今年の練習状況(1月からのローラーを含めた総走行距離は1,170km程)から考えたら出来過ぎの結果かもしれませんが、やはり悔しいですね〜。
来年はしっかり準備して今度こそ獲りたいと思います。
以下、レースレポート&PTデータの分析結果です。
<到着〜受付>
11:30からの受付に間に合うように自宅を出たものの、雨がだんだん強くなりモエレ沼公園の駐車場に着いた時には本降りに。
コース試走開始可能時間が12:25からだったため、体が濡れる時間を少しでも減らすべく受付後直ちに試走開始できる時間設定で行動することとする。(昨年、一昨年同様、天気が良ければチームメイトとの談笑を楽しみにしていたのだけれど。)
試走時にずぶ濡れになること必至だったため、待ち時間を利用して自宅から着てきたチームジャージをアップ用に持ってきていた旧チームジャージへ車中にて着替え。
この時点で「レインウェア」と「チェーンオイル」、「心拍ストラップ」を忘れたことに気付く、、
幸いウインドブレーカーは車中に置きっぱなしだったためそれを着用して駐車場を出発。
のろのろ走っているとひどい雨のため付着する水滴で前が見えずサングラスを外してヘルメットの通気穴へ差し込む。
受付にてヘルメットキャップと計測チップを受け取り。チップをフロントフォークに取り付け、ヘルメットキャップは(ヘルメットにサングラスを差し込んでいるため)ビブショーツの裾に挟み込んで試走開始時間に変更がないか本部テントにて確認。
<コース試走>
初チューブラータイヤによる初レースで路面コンディションはウエット。
ドライ時の空気圧すらまだ試行錯誤できておらず、とりあえず10barで乗っていた状態だったので、コーナーでのグリップ重視でとりあえず8barの設定(昨年まで決戦用のクリンチャータイヤでの設定圧)で走ることに。
基本的には風向き、コース取り等を確認しながらゆっくりと走行。
時折(他の試走者等、周りの状況を確認して)各コーナー手前で一気に加速、レーススピードでコーナーに突っ込みタイヤグリップの確認、をひたすら繰り返し。
空気圧、8barではちょっと下げすぎでした。
コーナーでの安心感はあるものの、通常走行時の走行抵抗が大きすぎる感じです。
しかしながらポンプは遙か遠い駐車場の車中、、
試走の残り時間を考え合わせ、ぶっつけとなってしまうが本番は9berで走ることにする。
なんだかんだで1時間弱、時間いっぱいまで試走しました。(うっかりして挿し替えていなかったドライ用のチェーンオイルがすっかり飛んでしまいました、、)
<アップ>
開会式に参加後、車のリアゲートを屋根代わりとして固定ローラーにてアップ開始。
心拍ストラップを忘れたため実に暗中模索なアップとなり、心拍的に十分追い込めたかどうかは全く分からず。
脚も以外と疲労感が残っており、一度乳酸を発生させるのみにとどめる。
出走25分前までアップして本来のチームジャージへ着替え。
全身さわやか〜のはずが、靴がびしょびしょでした(泣 (雨のレースはシューズも2足持参だな。)
最後にトイレを済ませ、いざスタート地点へ。
<作戦>
当初パワーベースでのぺーシングを考えていたけれど、2分少々の短時間、風の有無・向きでずいぶんと変動してしまうので、第一指標は速度としてパワーは第二指標にすることに。
指標となる速度は昨年の平均速度(43km/h)を元に44km/hに設定した。
コーナーはすべてノーブレーキで。
昨年の同レースでチームメイトに撮ってもらった写真で分かった、最後の直線での蛇行。
今年はしっかり前を向いて真っ直ぐ走るのも忘れずに。(蛇行で効率を相当ロスしているはず。)
昨年のデータを見ると第2コーナーを回った後のたれっぷりが酷く、その前の一番長い直線で踏み過ぎの傾向があったため、昨年以上に前半を抑えて後半尻上がりに出力を高めていく作戦で。
<レース>
スタート地点で順番待ちしているとマークしていた選手が3秒台の暫定トップタイムを記録。このタイムが本日の目標タイムとなる。
ギヤは19T(昨年は18T)を選択し、とにかく出力を上げすぎないようにすることのみを考えてスタート。(結果的にこれが敗因となる。)
昨年ほど速度を上げていないので第一コーナーを難なくクリアし、44km/hを大きく超えないようにかつ下回らないようにケイデンス100rpm以上で回していく。
第二コーナーも難なくクリア。
昨年はこの区間(路面が石の区間)で速度がガタ落ちだったので、ここはとにかく踏んで速度を維持。
突入前にギヤを2枚程シフトアップの上ノーブレーキで第三コーナーへ突入。(敗因その2。)
下りで一気に踏んで加速。
その勢いをあとはひたすら維持して第四コーナーを抜け、しっかりと前を見据えて残り200mを最後の加速。
途中メーターのタイムはぼんやりとしか確認できず、ゴールラインを通過してアナウンスに聞き耳を立てていると、聞こえてきたタイムは4秒台。
はい、今年も2位以下決定です。
<データ>
昨年のデータとの比較で以下の事が分かった。

  1. 第一コーナーまでの直線(約150m)のタイムが2秒程遅い。(その後の区間で取り戻したタイムは1秒程。)
  2. 第二コーナー後の石路面区間の出力は予定通り底上げに成功。
  3. 昨年は脚を回し続けている第三コーナーで脚を止めてしまっている。
  4. ゴール時の速度が昨年は50km/hを超えたが、今年は48.4km/h止まり。
  5. ゴール前の蛇行はなかった。(とのこと。)

1.については今回、第二コーナーまで意識して出力を抑えた結果で狙った作戦通りだったのだが、最初の150mで2秒遅れは致命的なタイムロスになったと思われる。
改めて冷静に考えてみれば、スタートから巡航速度にのせるまでの初期加速は速ければ速いほど良いのは自明の理。
今回は「とにかく抑えよう」との意識から、(速度が抑えられれば第一コーナーも余裕でクリアできるのも見越して)スタートダッシュも7割程度の力で行ってしまった。
来年はスタートダッシュは全力で、第一コーナー〜第二コーナーの区間のみ、出力を抑える作戦に改めよう。
3.については、昨年は脚を止めていない(出力が0Wになっていない)ということを意識していなかった+雨上がりのコンディションでコーナーに対する意識が慎重になっていたことが原因。
4.については、今年はほぼ無風のコンディションだったが、昨年は追い風だったのかもしれない。(向こう正面の石路面区間で速度が落ちた事とも整合する。)

これらの反省点を踏まえて、来年は2分切りにチャレンジしたい。


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